今朝も、もう何回目かの大幅下げでした。新規購入を検討している3社もそれぞれ10%前後の下げでした。

どんどん買いやすくなっていると思うことにしましょう。(事実、そうなんですけど)

さて、一次予選を勝ち抜いたサザン (SO)、コンソリデーテッド・エジソン(ED)、アトモス・エナジー(ATO)の3社についての過去データを少し調べてみました。(データ元は、マネックス証券の[銘柄スカウター米国株]です。)今日は、サザンについてです。

サザンって、どんな会社?

1.Southern Companyは1945年に設立され、ジョージア州アトランタに本社を置いている米国最大の公益事業会社の1つで、9州の約900万人の顧客に電力と天然ガスを配給しています。

2.電力事業は、主にジョージア州、アラバマ州、ミシシッピ州の顧客にサービスを提供するために、50ギガワットの発電能力を所有しており、天然ガス事業は、ガス流通事業、ガスパイプライン投資、卸売ガスサービス、ガスマーケティングサービスの4つのセグメントで運営されています。
その他にも再生可能エネルギー施設を含む発電資産を構築、取得、所有、管理し、卸売市場で電力を販売しています。

3.その所有又は運営施設は、30の水力発電所、24の化石燃料発電所、3つの原子力発電所、42の太陽光施設、10の風力施設、1つのバイオマス施設に及びます。

アメリカの電気、ガス、水道のインフラ企業は、基本的に地域会社なので巨大企業はありませんが、その中ではサザンは広範囲をテリトリーとした大企業と言えるようです。

中でも、電力部門が売り上げの70%以上を占めています。

売上推移、キャッシュフロー推移、配当推移

フリーキャッシュフローが総じてマイナスなのは、どうやら公益事業全体の特徴のようです。

その他売上、純利益、営業キャッシュフロー、1株配当いずれも微増傾向で全体的に順調な経営状態と言えそうです。

過去5年間の株価推移

過去5年間の株価推移を見ると、2019年に入ってから急上昇していたのが、今回の大暴落で元に戻った形になっています。

結論

現在の各種指標数値、過去のデータを見ても特に問題となるような傾向は発見できませんでした。気になるとしたら連続増配実績が18年で、私が基準としたい20年に少し満たない点だけです。