5月29日 25株の追加購入しました。★2020-Q1決算発表 ************************

魅力

「配当利回りの高さ」と「5Gの将来性」

企業概要

1.ベライゾン・コミュニケーションは、米国最大の携帯電話事業者である。

2.携帯電話事業は、売上高の70%、営業利益の大半を占める。全国規模のネットワークを有し、顧客数はポストペイド契約が8,900万、プリペイド契約が400万、さらに、データ端末に接続する顧客が2,400万人に上る。

3.固定回線事業では、北東部のローカル・ネットワーク事業が全社売上高の12%を占め、個人および事業者との契約数はおよそ2,500万件である。また、企業向けサービスが同10%を占める。最近の光ファイバー網の増設などへの投資が、固定回線事業の拡大と同時に、携帯電話事業も支えている。

4.残りの売上高は、AOLとヤフーを買収してオンライン・メディアおよび広告事業を手掛けるベライゾン・メディア・グループが占めている。

5.AT&Tと共に5G市場の3分の2を占めており、寡占状態にある。AT&Tと違いメディア関係へはベライゾン・メディア・グループ以外の投資を行わず、5Gへの投資に重点を置いている。

日本で言えば、auかソフトバンクのポジションにいる通信会社ですが、日本ではほぼ無名でしょう(一応、日本法人はあるようですが)。アメリカではAT&T(T)と共に通信サービス2強です。5G関連銘柄でもあり、対応端末の拡充を図っています。

直近及び過去3年各数値指標

個人的にベライゾンの魅力は、配当利回りの高さで、ほぼ4%前後で推移しています。

配当性向、営業CFマージンも適正な数値を並べていますが、PERは割と低く割安状態が続いています

連続配当実績が、まだ15年なのが若干のマイナスポイントです。

セグメント構成

一般消費者向けの携帯電話事業が7割を占めています。

四半期業績推移 ~2020-Q1

2020年 第1四半期結果

  • 売上高・・・前年同期比 1.6%の 316.10 億ドル(市場予想は 323.79 億ドル)
  • EPS・・・調整後1.26 ドルで前年同期比3%増(市場予想は 1.22 ドル)
  • 純利益・・・41.56 億ドルで前年同期比17%減
  • 光ファイバ FIOS インターネットの契約数・・・5.9 万件増
  • 光ファイバ FIOS ビデオの契約数・・・8.4 万件減
  • 携帯電話の契約件数(プリペイド除く)は 6.8万件の純減(コロナ感染拡大対策として約 7 割の直営店を閉鎖したことが影響)
  • 情報サイト「ヤフー・ファイナンス」や「ハフポスト」を運営するネット事業「ベライゾン・メディア」の売上高は 4%減少。(コロナショックの影響で各企業がネット広告を控えたことが影響)

2020年 通期ガイダンス

  • 売上高成長率・・・撤回(従来予想は1桁台前半~半ば台増、市場予想は 1%減)
  • EPS 成長率・・・2%減-2%増(従来予想は 2%-4%増、市場予想は横ばいの 4.86 ドル)
  • 設備投資・・・170-180 億ドル (従来予想を据え置き)
  • 高い配当利回りと、事業の安定性が人気となり、株価は戻ってきている。(5月末時点では再び下降気味
  • コストはかかるが、5G 関連銘柄として展望は明るい。

業績推移と配当推移

 

売上、純利益共に微増傾向です。売り上げの割には純利益が低いのが気になります。ただ、フリーキャッシュフローは安定しているので経営的には問題ないのでしょう。

株価推移(過去5年)

こちらも売り上げ同様、超微増状態ですが、安定はしています。但し、5月末時点で再び下降気味です。

追加購入

購入日:2020年5月29日 購入株数:25株 購入単価:55.08ドル

  • マクドナルドとアルトリアのどちらかが最低割合銘柄になるかと思いきや、最後にベライゾンがわずかな差でトップになりました。現在の配当利回りは4.41%ですので良い買い物です。

総評

はっきり言って企業としての面白みは、あまりありません。ただ今後は5G事業にどの程度プレゼンスを高められるのかが注目ポイントです。

それと高配当と増配実績を続けてい行けるのかも要注目です。